cakesは2022年8月31日に終了いたしました。 10年間の長きにわたり、ご愛読ありがとうございました。 2022年9月1日
高速欲望 - なぜお金はすべてなのか 純粋贈与と、贈与と、交換 このような散財による贈与は、神=超越的な他者への返礼であり、負債感の解消である。これは迷信のようなものであるだけでなく、経済的な行為である。 これを読んだ読者は、「難解なのでよく分からないが、何か重要なことを言わんとしている」という感想を持つかもしれない。しかし実際は、間違いが多く、無内容なことを無意味に難しく書いた無価値な文章である。意外に思うかもしれないので、解説していこう。 マルクスは等価交換を「暗闇への飛躍」と呼んだように、交換は奇跡的な行為である。 マルクスは「命がけの跳躍*1」をすると言っている。それをおそらく孫引きして読んだので、クリプキの「暗闇での跳躍」辺りと混同したのだろう*2。しかし、これ位の通俗的誤解は、ネットではよくあることで、まだましな方なのである。ここからが本当の地獄だ。 商品を売る人は売ってもらう
日常の忙しさに忙殺されてしまっていて、ブログの更新が滞ってしまった。とはいえ、この07年5月が終わってしまう前にどうしても書かねばならないことがあるのは、繁雑さに目がくらみつつも、大変喜ばしいことだと思う。 それがSFマガジンでスタートした宇野常寛「ゼロ年代の想像力」連載スタートと、よしながふみ「フラワー・オブ・ライフ」の完結だ。 乙木個人としては、この二つと進行中のいくつかの事柄を合わせ見て、 「ようやくエヴァンゲリオンに象徴される、95年文化圏の終わりが来たな」 ということを深く感じてしまう。 群像新人賞評論部門でのあの「セカイ系論文」(いや、未熟だけどな)があったのも、ひょっとしたらこの5月という変転の前哨の一つとして言えてしまうのかもしれない(笑) ま、それはともかくこのエントリでは感想をただ書くというよりは、宇野常寛「ゼロ年代の想像力」とよしながふみ「フラワー・オブ・ライフ」が如
竹熊先生について そもそもの切っ掛けはたけくまメモでの「SUICA合法的詐欺問題」でした。 http://d.hatena.ne.jp/aniota/20070501/1177986073 SUICAを解約しようとした竹熊先生がその解約手続きの煩雑さと払い戻し手数料が取られる事に納得出来ず「JRは合法的詐欺で手数料を搾取している」と自分のblogでSUICAとJRを叩いた件。この件で都合3回もエントリーを起こすなど個人の愚痴にしてはずいぶんしつこく、次第に騒ぎも大きくなって愚痴の範疇を逸脱しつつあった。コメント欄も荒れてましたが、その中には「払戻手数料は切符にも存在するのでSUICAはそれに乗っ取っているだけなのでは」というもっともなコメントもあったのですが、竹熊先生は最後までそれについて触れる事はありませんでした。 その顛末を見ていた俺は竹熊先生の物書きとしての姿勢に疑問を持ちま
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