印刷 関連トピックス地震緊急用道路に指定される一般道6路線 東日本大震災のときに東京都内で大渋滞が起きたことを受け、警視庁は5日、首都直下型地震のような大規模災害が発生した場合の交通規制を改正し、発表した。規制の適用は従来、「震度6弱以上」としていたが「震度5強程度でも必要に応じて」と改める一方、緊急用道路に指定する路線を絞り込んだ。都心部の車の滞留の早期解消を図るとともに、被害状況に応じて柔軟に対応するためという。 主な規制は表の通り。緊急用道路の利用は従来、食料などの救援物資を運ぶ一般の緊急車両も通行を認めていたが、今回の改正で災害発生当初は、パトカーや消防車、救急車など災害救助に必要な車を優先することにした。 同庁の担当者は「都心で最大震度5強だった東日本大震災当日、渋滞で災害救助に必要な車が通れなくなる可能性があった」と指摘。夜間や休日など警視庁の態勢が手薄なときがあることも