33回目を迎えた日本テレビ系「全国高等学校クイズ選手権(通称・高校生クイズ)」(13日後9・00)は今年、路線を変更する。ここ数年の「知力」重視を見直し、「知力・体力・時の運」が勝敗を分ける内容に。11年ぶりの海外ロケも敢行した。 海外で決勝ラウンド 番組は2008年以降、「知力の甲子園」を掲げてきた。しかし、本格的なクイズ番組を歓迎する声がある一方、難問ばかりで視聴者が一緒に楽しめないといった意見もあった。 総合演出の河野雄平は、「ガチンコ(真剣勝負)路線を5年やって、全国の高校にクイズ研究会ができるなど大きな反響があった。類似番組も増えてきて、一定の役目を終えた」と背景を語る。 テーマは「世界」。全国大会の決勝ラウンドは、タイとフランスで行われた。「今の時代に合ったものは何かと考え、高校生が世界を駆けめぐるクイズ番組になった」と河野。この路線が参加する高校生や視聴者に支持されれば、毎回