中学時代、俺はいじめられていた。 俺は常に校内カースト上位のグループと行動をしていた。いや、所属していた、というよりくっついていただけだった。 今で言う陰キャ丸出しだった俺はそこで軽い暴力や暴言といった面白半分で過度なイジりをされていた。 彼らとは校内にいるときは確かに一緒にいたが、深い友人という訳でもなく放課後は遊ぶこともなく俺は一人で帰宅していた。 友達というより、イジると面白い玩具扱いだったのだ。 非常に苦しい思いをしたが、当時は俺の中で世界がそこしかなかったのだ。そこでしか、生き残るしか術がなかったのだ。 もちろん、卒業後は彼らと連絡を取り合うことも無くなり、成人式にすら連絡を取り合わなかった。 卒業してから10年余が過ぎた頃、 ふと急に知らない名前からのLINEが入った。 『久しぶり!中学のメンバーで同窓会するんだけど来ない?』 思い出した。コイツは中学の頃、スポーツ万能、成績優