70年代と言えば、松岡正剛の『遊』の創刊号は買いましたね。『薔薇族』は買わなかったけれどw、予想に反して完売しました。 通常の出版流通で取次配本だったことの意味を改めて確認しました。確かに「『千夜千冊・1208夜』 伊藤文学」で言っているように、「遊」も「薔薇族」も雑誌コードをもっていたのです。それまで風俗マガジンの大半は「奇譚クラブ」も「風俗奇譚」も雑誌コードがないために、一般書店売りができなかったのです。そのような視点からの出版流通史の仕事があってもいいですね。 「遊」も「薔薇族」も刷り部数が一万部で、実売が「遊」は六〇〇〇部、「薔薇族」は完売だと言う。三〇年以上も大昔のことですが、僕の書店現場での感触でもそんなもんでしょう。『遊』はず〜と、杉浦康平さんの表紙で一万部刷ったのでしょう。その後の実売はわからないが、例えば今度、最新号が出たばかりの『風の旅人・29号』も一万部でしょう。こち
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