(モーリー)この続きなんですけども。いま、ピエールさんのことはひとつ置いておいて。そしてこの先、もしかしたら本にするなり、何年か先にご自身の言葉で語る部分もあると思うので、そこはあまり私の興味が行っていなくて。むしろ、同じ薬物でもコカインというものがいま、時代遅れなのか?っていうことについて語りたいんですよ。 (プチ鹿島)ほう。 (モーリー)まあ、一言でいうとアンダーグラウンド的に見てもコカインってかっこ悪いんですよ。ダサいっていうか。「いまごろコカインをやるなよ」みたいな(笑)。ちょっとアウトロー視点で見た時、私のそういう審美眼がありまして。まあちょっと主観も入っていますが。なぜか?っていうと、いま2019年になって、過去にアメリカおよびヨーロッパでコカインが大量に出回った。これ、薬物というものは地球上の産地が固定しているんですね。たとえばヘロインやアヘンなどケシ系の産地はだいたいアフガ