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ブックマーク / econ101.jp (5)

  • アダム・トゥーズ「ガザ地区は『脱開発』から『使い捨て』と『破壊』の地へとなった」(2023年10月15日)

    イスラエルは、ハマスへの大規模な報復行為を準備するにあたって、ガザ地区北部の住民に避難指示を出した。これはつまるところ、イスラエル国防軍による、100万人に向けての差し迫る破壊の通告である。イスラエル国防軍がこうした指示を出したのは、民間人の犠牲を最小限に抑えたいと考えているからだ。この〔ガザ地区北部から脱出する〕多量の人はどこに行けばいいのか? どうやって自活すればいいのか? といった現実的で人道的な問題とは別に、以下のような問題を直視せねばならないだろう。こうした指示を出される、ガザ地区とはどうのような場所なのか? 200万人以上の住人を抱えるこの領土は、なぜこのように処分されるのか? 都市の破壊だけを目的にするような冷酷な軍事作戦の論理に反発する強力な土地所有者がいないのはなぜなのか? ガザとそこに住まう住民は、なぜここまで孤立し、完全に物のように扱われているのか? ** ガザは昔か

    アダム・トゥーズ「ガザ地区は『脱開発』から『使い捨て』と『破壊』の地へとなった」(2023年10月15日)
    Midas
    Midas 2023/10/23
    ガザ地区、「脱開発」というより『永遠のスクラップ&ビルドby各国からの援助を食い物』なので「ずっとスラムクリアランス(ジェントリフィケーション)を繰り返してる」状態にある(『開発』という発想の鬼っ子がガザ地区
  • ジョセフ・ヒース「ウォーク(正義に目覚めた一部の左派)は戦術・信条において裸の王様・女王様である:リベラリズムの皮を被った反自由主義」(2021年6月23日)

    ウォーク政治活動を理解する上で最も重要なのは、これは伝統的なタイプの「反自由主義」とは異なっており、「反自由主義的リベラリズム」の一種であると考えた方がよいということだ。 Joseph Heath: Woke tactics are as important as woke beliefs Woke language hides illiberal tactics in liberal aims Posted by Joseph Heath on June 23, 2021 ここ数年、進歩主義を装った反自由主義が世を覆いつつあったが、ついにアメリカリベラルたちは団結して行動を起こし始めた。リベラルたちは、「ウォーク」〔woke、社会問題に対して目覚めた(=wake)人々を指す〕の政治活動やイデオロギー的影響力の拡散を阻むために、いくつかの組織を創設したのである。〔ウォークと戦う〕リベラル

    ジョセフ・ヒース「ウォーク(正義に目覚めた一部の左派)は戦術・信条において裸の王様・女王様である:リベラリズムの皮を被った反自由主義」(2021年6月23日)
    Midas
    Midas 2021/11/27
    これは「一部の左派」でなく時代精神(全員がそう。自己監禁(リアリティショーへの出演、YouTuber等の個人配信、評価経済や社会のセレブ化)や自己排除(ゲーテッドシティや個人年金、SNS上での他者の不可視化「ブロック」)
  • アレックス・タバロック 「トランプとヒラリーの性別が逆だったら」(2017年3月8日)

    ●Alex Tabarrok, “Gender Reversal Teaches Uncomfortable Lessons”(Marginal Revolution, March 8, 2017) ドナルド・トランプとヒラリー・クリントンの性別が逆だったら二人の討論の様子は聴衆の目にどう映っただろうか? 二人の研究者がその疑問に取り組んだ。トランプとヒラリーの(討論会での)セリフだけではなく身振り手振りも完全に再現した芝居を上演したのだ。ただし、トランプの役を演じるのは女性(役名はブレンダ・キング)でヒラリーの役を演じるのは男性(役名はジョナサン・ゴードン)という捻りが加わっている。 女性がトランプのような攻撃的な姿勢――相手の発言を頻繁に遮り、すぐに相手をなじる――をとれば決して見逃してはもらえないだろうし、反対にヒラリーが男性だったらその理知的な感じにしても冷静沈着な感じにしてもずっ

    アレックス・タバロック 「トランプとヒラリーの性別が逆だったら」(2017年3月8日)
    Midas
    Midas 2017/03/09
    これは古典的なシャーマニズム。例えば我々が大川隆法の「フゥ…手塚治虫です…」を「へたくそw(成りきってない」と笑うのが実は誤りなのと同じ(シャーマンは「わざと」現実味がないように演じてるともいえる
  • アレックス・タバロック 「ギリシャ問題の背後にある真の対立図式 ~『ギリシャ国民 vs. ドイツ国民』ではなく『ギリシャ国民 vs. ギリシャ政府』?~」

    アレックス・タバロック 「ギリシャ問題の背後にある真の対立図式 ~『ギリシャ国民 vs. ドイツ国民』ではなく『ギリシャ国民 vs. ギリシャ政府』?~」 ●Alex Tabarrok, “The Battle for Greece”(Marginal Revolution, July 2, 2015) ギリシャ問題をめぐる議論は「ギリシャ国民 vs.ドイツ国民」(「財政拡大 vs. 財政緊縮」)といった対立図式に沿って展開される傾向にある。しかしながら、そのような対立図式では現実をうまく説明できない面があるのではないだろうか。今度の日曜日(7月5日)の国民投票で「イエス」(財政緊縮策の受け入れに賛成)が多数となるかどうかはわからないものの、かなりの数のギリシャ国民が「イエス」に投票する可能性があると見込まれているわけだが、「ギリシャ国民 vs.ドイツ国民」(「財政拡大 vs. 財政緊縮」

    アレックス・タバロック 「ギリシャ問題の背後にある真の対立図式 ~『ギリシャ国民 vs. ドイツ国民』ではなく『ギリシャ国民 vs. ギリシャ政府』?~」
    Midas
    Midas 2015/07/04
    「本質は政府の合理化」はその通り。但し「合理化すればギリシャ復活」と「最低賃金300円でニート問題は解決」は同じ。失業は合理化の結果でもある。新自由主義型経済は唯一の解決策だがそれは問題を一切解決しない
  • ポール・クルーグマン「アメリカ人が憤ってるのは妬みからじゃない,怒ってるんだ」

    Paul Krugman, “Anger, Not Envy, Is Raising Americans’ Ire,” Krugman & Co., March 14, 2014. [“Envy Versus Anger,” The Conscience of a Liberal, March 3, 2014] アメリカ人が憤ってるのは妬みからじゃない,怒ってるんだ by ポール・クルーグマン Ozier Muhammad/The New York Times Syndicate いきなり――あるいは,いまさら突然であるかのように――格差が世間の意識にのぼっている.1パーセントの連中も,その忠実なる擁護者連中も,どう対処すればいいかわかってないご様子だ. そうした反応のなかには,どうかしてるものもある――「水晶の夜だ!」だの「我々を殺しそうな勢いだ」だの.そのどうかしてるっぷりは,かなり広

    ポール・クルーグマン「アメリカ人が憤ってるのは妬みからじゃない,怒ってるんだ」
    Midas
    Midas 2014/03/14
    黒子バスケ犯の陳述を聞くとこの手の論がいかに的外れか解る。貧乏人には社会がどうなってるか解らない。だから正確には「誰を妬んだらいいのか」が解らない。故に有名人標的に憂さ晴らしか底辺同士潰しあうしかない
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