わりに自分でも思っている疑問を書いていた本がありました。ネットで存在は知っていましたが、近所の本屋さんの品揃えが全然読みたい本の筋と違っていて、新書なのですが結局アマゾンで購入。 仲正昌樹氏の『〈宗教化〉する現代思想』(光文社新書)です。その冒頭の文ですが、 「ネオリベ」って何? 最近、思想関係の本や雑誌で「ネオリベラリズム(新自由主義)」、略して「ネオリベ」という言葉をよく見かける。私は、この言葉が一部の社会学者や思想史家、評論家、ジャーナリスト等によって乱用され、何でもかんでもネガティブに見える社会現象に「ネオリベ」というレッテルを貼る傾向があることにひどく違和感を覚えている。 まったくここら辺には同感です。ひどいなと私に思えた議論はいくつかありますが、たとえば森永卓郎氏の そこで思い当たるのが、いわゆる新自由主義者の思想である。彼らの特徴の一つにエスノセントリズム(ethnocent