プログラムの前に、設計図(フローチャート)を見ていきましょう。 私は、もう10年くらいフローチャートを書いていないし、見るのさえ何年ぶりになるだろうか。 世の中に、まだ、goto文と同様に諸悪の根源とされているフローチャートを業務に使っている職場 が存在していたとは恐ろしいことです。私の知っている限り、プログラム開発現場の第一線で活躍 している人たちは、もう誰もフローチャートは使っていません。早く使用中止にしたほうが良いの ではないでしょうか。フローチャートは、「ソフトウェア考古学」の対象であり、情報処理技術者 試験の中にだけ今だに残っているものです。 設計技法、開発技法の本はいっぱい出版されています。フローチャート以外の方法について、概 略で十分ですから、何か適当な本を読んでおくことは重要です。 では、発掘にかかるとしましょう。 送られてきたフローチャートが図3−1〜図3−5です。mai