Send to Kindle「記録をとってそれをどう活かすかが大事」という言葉を聞く度に、少しひっかかります。記録は残されたときにはすでに生きている、という感覚があるからです。 絶滅危惧種という言葉がありますが、生物の保護を生業としているような人たちは、当然観察に基づく記録を膨大に残しているはずです。 レッドリスト これらは当然「活用されている」わけですが、だからといって「このように設計された生態系のユートピアを作り出そう」としているわけではないでしょう。「自然に任せておいたら(ここでは「人工」が自然に含まれてしまいますが)ある種の生物たちは絶滅してしまうので、究極的には直感的にそれをよくないと感じるから、活動している」のだと思います。 記録をとればすぐにそれを改善に活かすことのできるケースもあるでしょうが、それは比較的レアケースです。ただ、記録を残さないと、どうしてもできないことというの