ITエンジニアのキャリアの一つに「ITアーキテクト」があるが、今ひとつ実像をつかみにくい職種である。そこでこの週末スペシャルでは、筆者がこれまでに関わったITアーキテクトの記事をまとめ、少しでもその実像と魅力をお伝えしたい。 筆者なりのITアーキテクトの定義はこうだった。「システムのアーキテクチャーに責任を持つエンジニア」。しかし、この定義ではイメージがクリアになるどころか、新たな疑問を持つ人のほうが多いだろう。 その疑問とは「アーキテクチャーとは何か?」である。アーキテクチャーがモヤモヤしている以上、ITアーキテクトもモヤモヤしてしまう。そう思っていたときに書いたのが次の2本の記事だ。「エンジニアの発想」「要件の設計の間にあるもの」といったアプローチでアーキテクチャーの実体に迫ろうとしている。 アーキテクチャーとは「エンジニアの発想」のこと 要件と設計の間にあるもの アーキテクチャーにつ