アテネ五輪競泳女子自由形800メートル金メダリストの柴田亜衣さん(26)が24日、鹿屋体大大学院を修了し、「ここまでやってこられたのは皆さんのおかげ」と、8年間過ごした「大好きな」第二の故郷での日々を笑顔で振り返った。 式の後、田中孝夫監督らと臨んだ会見は、「絶対着る」と決めていた初めてという振り袖姿で“亜衣スマイル”を振りまいた。節目を迎えた心境を「あっという間だったが、今はすごくすっきりしている」。 山あり谷ありの競技生活だった。一番の思い出には「アテネでの金」を挙げ、「後輩たちと休みに遊んだりしたことも楽しかった」と鹿屋での学生生活を話した。鹿児島に拠点を置いた初の“県民メダリスト”。県民へは「鹿児島は大好き。何度でも帰ってきたい。今後も忘れずに応援してください」と呼びかけた。 28日に鹿屋を離れ、4月からはスポーツ用品メーカー・デサントの広報部門に配属される。東京で迎える新生