「凱旋門賞・仏G1」(10月6日、ロンシャン) 日本が誇る最強ツートップが参戦する凱旋門賞ウイークが幕を開けた。海外デビュー戦となったニエル賞を快勝したキズナ(牡3歳、栗東・佐々木)とともに挑む武豊騎手(44)=栗東・フリー=は、世界最高峰のこのレースへ6度目のチャレンジ。日本人騎手では最多騎乗を数え、悔しさを味わってきた名手は今、何を思うのか‐。過去5回の挑戦を振り返りながら、ディープインパクトの子どもで参戦する今年、日本馬初Vへの手応えを語ってもらった。 【写真】種牡馬界はディープ“1強時代”突入へ!最高価格2億4000万 海外遠征自体を含めて初物ずくめだった前哨戦のニエル賞・仏G2(15日・ロンシャン)で、キズナは華々しい世界デビューを飾った。父は、日本歴代最強馬の一頭に数えられるディープインパクト。武豊を背に06年凱旋門賞へ1番人気で出走したその7冠馬は、3位入線→失格(禁止薬