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表現に関するMiki-Teaのブックマーク (3)

  • 柴村仁、見下ろす、落語 - 過ぎ去ろうとしない過去

    柴村仁が嫌いである。 いやまあ、人は「会えばいい人」なのかもしれないが、彼女の書いたものはことごとく嫌いなものが多い。 ぼくが読んだ限りにおいて、彼女の小説のスタイルについては次のような印象を持っている。つまり誰かが死んだこと、または何かが失われたことがまず強烈なインパクトとして存在していて、その事実を中心に物語が回っていく*1。『プシュケの涙』がまさに典型的だが、『我が家のお稲荷様』もそうで、あの話の構造は要するに死んだ母親の縁で胡散臭い奴らがわらわらやってきて、死んだ母親の話をして帰っていくというものだろう。死んだ母親が物語の中心にあって、ことあるごとに母親が死んでいるということが思い出さされるのだ。 それで、なぜそういった喪失を中心とした物語(くーきょなちゅうしん、とか言いたければ言えばいい)が嫌いかというと、そうした物語はたいてい「見下ろす視線」というものを構造として保有している

    柴村仁、見下ろす、落語 - 過ぎ去ろうとしない過去
    Miki-Tea
    Miki-Tea 2009/05/07
    「落語には狸や狐が出るから良い」と言った志ん朝。芸の評価軸は立川系だけでない。今日的だとは思うけれど。/「不完全性を愛でる(=業の肯定)」には自己憐憫もあって、確かに鼻につくが、そういうもんな気もする。
  • ジブリは山羊に愛がない。 - Something Orange

    とっぴんぱらりのぷぅ 作者: 田中芳樹出版社/メーカー: 光文社発売日: 2009/01/21メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 24回この商品を含むブログ (16件) を見る 田中芳樹が対談形式で贈るブックガイド。さすがの博識が活かされ、なかなか読み応えがあるに仕上がっている。巻末に掲載されているブックデータは圧巻。 今回取り上げるのは久美沙織との対談である。「男性作家が書く女性人物についてどう思うか」という問いに対して、久美はこう答えている。 久美 いやあのですね、憧れがあるのと、当に愛があるのと、関心があるのと、微妙に違うと思うんですよ。 ジブリの話ばっかりして申し訳ないんですけど、あんっっっだけ! 戦闘機とかに愛があるのに、山羊に上の歯を描いたりするわけです。山羊って上の歯ないのに。 田中 ああ、なるほど(笑)。作り手の人たちも、そこまでは観察してないわ

    ジブリは山羊に愛がない。 - Something Orange
    Miki-Tea
    Miki-Tea 2009/04/03
    「愛」も分かるけれど、「作品のテーマの認識」もあるのでは。たとえば落語は、同じ話だけに、演者によって演じ方・力点が違う。何を重要としているか、何が見えて見えていないか、なのでは。
  • 「あとでかく」の原風景 - 女教師ブログ

    id:ekkenさんに端を発する「あとでかく」問題。ものすごくデジャブな感じだったのでちょっと調べてみたら、これだった。 出典:尾瀬あきら『初恋スキャンダル』第6巻、1983年、小学館(マンガクンC)    第5話「17歳」(pp.105-128.) ...中 略 ... 参考リンク初恋スキャンダル - Wikipedia「初恋スキャンダル」実写版 - 女教師ブログ

    Miki-Tea
    Miki-Tea 2009/02/20
    ↓落語家の本なんか読むと「タレとカイた」なんて表現がありますね。
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