特集 相互行為における言語使用: 会話データを用いた研究 西阪仰・串田秀也・熊谷智子 編集 『社会言語科学』10巻2号(日本社会言語科学会),2008年3月刊行. 本誌に関する日本社会言語科学会のページ このたび,『社会言語科学』において「会話分析」の論文を集めた特集号が刊行されました.現在,日本語の会話分析研究に取り組んでいる研究者が結集しての特集で,たいへん読みごたえのあるものになっています. 寄稿者 林 誠 森 純子 森田 笑 高木智世 鈴木佳奈 西阪 仰 串田秀也 田中博子 初鹿野阿れ・岩田夏穂 戸江哲理 細田由利 巻頭言より 相互行為の実際の展開において,言葉は相互行為参加者たち自身によりどういうやり方で用いられているのか.本特集は,この問に具体的に取り組む研究を集めたものである.その狙いは,たんに相互行為のなかで生じた言語使用を研究対象にするだけではなく,言語使用を相互行為のな