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ブックマーク / honkawa2.sakura.ne.jp (5)

  • 図録▽所得再分配調査による所得格差、及び再分配による格差改善度の推移

    厚生労働省は3年ごとに所得再配分調査を行っている(最新はコロナの影響で4年間隔)。調査の眼目は、各世帯の稼ぎ(当初所得)と実際の収入(再配分所得)とがどのように、どのぐらい違うかである。高齢者の当初所得は退職に伴って減少するが、税金が減り、年金等で所得は補われるため、再配分所得はそれほど減らない。 最初の図には、当初所得と再配分所得のそれぞれについて、格差を示す指標であるジニ係数の推移を掲げた。所得格差の議論で、当初所得の所得格差の拡大だけが取り出され、格差が大きく拡大していると指摘されることもあるが、高齢化に伴って当初所得が大きく減少する者が増加しているのであるから、当然ともいえる動きである。むしろ当の所得格差は再配分所得の方である。 再分配所得も当初所得ほどではないが上昇傾向にはある。高齢世帯は年金受給を加えてもなお就業世帯に比べて所得が少なくなると考えられるので、こちらもそう著しい

  • 図録▽所得格差の長期推移及び先進国間国際比較

    の所得格差が拡大している点については新聞等で取り上げられることが多い。例えば厚生労働省の2001年時点の所得分配についての「所得再分配調査」の公表(2004年6月25日)結果を日経新聞2004年6月26日が報じ、その後、「しんぶん赤旗」(7月2日)やインターネットの掲示板では貧富の差の拡大として政権批判にまで及んでいる。確かに日の貧富の格差は拡大していると考えられるが、いつからかやその程度が問題である。上の厚生労働省調査のうち当初所得(税引き前)は、他の調査と違って、公的年金給付や生活保護費などのその他の社会保障給付を含んでいない。従って高齢者世帯が増加すると所得ゼロの世帯も増加し、結果として、所得格差が大きく指標化されるため貧富の格差という観点からは誤解を生じやすい。 日の所得格差を世界各国の貧富の格差の中で位置づけたグラフをすでにいくつか作成しているが(図録4650、4652参

  • 図録▽新聞を読まなくなった日本人

    (資料)NHK国民生活時間調査 1975年当時は、20代~50代の多くが新聞を読んでいたのに対して、今は、新聞をよく読むのが60代あるいは70代以上という状況に大きく変化したのが印象的である。青壮年が読んでいた新聞が今は高齢者が読むメディアに大きく変化したのである。 男30代は1975年に80%が新聞を読んでいたのに対して、2015年には10%しか読んでいない。当初は活字離れ、テレビの影響、そして近年はこれに加えてインターネットの影響が背景にあると考えられる。参考のために示した中間年1995年データと比較すると分かるとおり、新聞離れはインターネットの普及した最近だけでなく、1970年代~90年代から進行してきていたのである。 1975年に30代だった者は35年後の2015年には70代以上であり、男女とも、この世代がほぼ一番新聞を読んでいる状況に変わりはない。初期の戦後民主主義教育世代が新聞

    Miki-Tea
    Miki-Tea 2007/03/09
    下でもあるけど、必要なのはコーホート比較だな。
  • 社会実情データ図録 Honkawa Data Tribune

    強い暑さストレス増加日数のトップ国はイスラエルの年28日増、トップ地域ではメキシコ、コロンビアの年40日増。日は年7日増で国内は北関東・甲信の年9日増が最多。

  • 図録▽母に対する感情の国民性・県民性

    母親といつまでも仲が良いとその息子はマザコンなどと呼ばれたりする。古い調査だが、子どもから見て母親はどういう存在かを、米国と日各地の中学三年生を対象に、出だしの文章の続きを完成させる方法で調査した結果を掲げた(調査は対人関係の多くの問からなっているが、ここでは母親のみの結果を抜き出し)。 「楽しい」「甘えたい」といった肯定型の反応の割合がおおむね過半数を占めているが、米国の白人男女と沖縄の男子のみは5割を切っているのが目立っている。米国でも黒人はむしろ男女とも8割近くと多くが肯定型であり、母親に親しみを感じている割合が大きいので、米国白人の肯定型の少なさはなおさら際立っている。すなわち、米国の白人はマザコンからもっとも遠い。米国の白人にとってむしろ母親はけむたい存在である点が目立っている。それだけしつけも厳しいのだろう。 日の中で米国の白人と似ているのは、高知である。高知の反応は否定・

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