森田健作知事が衆院議員時代に羽田空港国際化に向けて活動していた問題で、県議会総合企画水道常任委員会(佐野彰委員長)は16日、知事を呼んで考えをただした。森田知事は「(羽田が)成田を補完しなければならないと言っている」と釈明した。また、前原誠司・国土交通相の羽田ハブ(国際拠点)空港化発言を受けた14日の協議については、「国内線は羽田、国際線は成田」という内際分離の原則に関して「協議中3、4回確認した」と強調した。【森有正】 森田知事は98年3月の衆院東京4区(大田区中南部)の補選に自民党公認で初当選した際、羽田空港国際化を公約とし、当時の衆院運輸委員会で国際化を後押しする質問をしていた。こうした事実を踏まえ県議会では16日、前原国交相との14日の協議内容を明らかにすべきだとの声が上がり、急きょ委員会で知事に説明を求めることになった。質疑は約25分間行われた。 委員らは、森田知事の議員時代の活