新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、大学でのオンライン講義が浸透してきた。課題提出や教員と学生のやり取りは、大学のポータルサイトや、「manaba(マナバ)」などのクラウド型教育支援システムを通じて行われている。一部の対面講義を除き、大学教員はいま随時学生からの問い合わせにウェブ上で対応している状況だ。 このように、学生が直接教員と会話をする機会が減少するなか、学生のインターネット利用に関して、ある傾向が見られると語るのは、関東近辺の中堅私立大学で勤務する教員・Aさん(40代・男性)だ。 「ここ最近、自分で検索すれば解決する問題を、逐一教員に質問してくる学生が増加しています。実際に自分に送られてきたのは『“問題をはらむ”とはどういう意味ですか?』『概念という言葉がわかりません、もっと簡単に説明してください』『仮説とはなんですか?』『持論とはどういう意味ですか?』などといったもの。 正直、検
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