単なるバブル世代の懐古ドラマか? ゲームがオシャレだった時代を描く『ノーコン・キッド ~ぼくらのゲーム史~』 現在放送されているテレビ東京系の深夜ドラマ『ノーコン・キッド~ぼくらのゲーム史~』(全12話/7話まで放送済)が、静かな話題を呼んでいる。 『ノーコン・キッド』は、主人公たちが15歳だった1983年から、45歳となった2013年の現在までの半生を描こうという物語。これだけ聞くと、『半沢直樹』や『あまちゃん』など、バブル世代(60年代後半生まれ)や80年代を意識する最近の流れだねー、という感じもする。 実際、『ノーコン・キッド』は80年代の香りが濃厚なドラマだ。例えば、第1話では、浜野謙太演じるゲームの達人・木戸明信が相手を指して「おたく」ということばを使ったり(これが一般名詞「オタク」の語源ともいわれる【諸説あり】)、第3話では、波瑠が扮するオシャレ少女・高野文美が日本初のクラブ「