皆さま 嶋伸欣です 今回のこの騒ぎを海外、特に近隣諸国がどう見ているかについて 私は注目しています。 と言うのも、下記のような経験があるのです。 1 マレーシアでの日本軍による住民虐殺事件で家族10人を失い、自身も重傷を負いながら生き延びた華人の孫建成氏が、日本政府に補償請求をしても拒否され続けたため、天皇が1991年秋にマレーシアに来訪したのを好機として、天皇に宛てた手紙を作成してクアラルンプールKLの日本大使館に預けたのだそうです。 ところが、その手紙に何も反応がなく、孫氏はそのことに強い不満を抱いていました。 2 そうしたところに、華人虐殺をしたのが広島の第5師団第11聯隊だったと判明していたことから、広島の「朝日新聞」支局の記者が孫氏に体験を取材し、孫氏から天皇への手紙の件を聞いたのです。 その話しが、「朝日新聞」 1991年12月13日の広島版で詳しく紹介されました。