<宮崎アニメは犯罪者の心をくすぐる?>教育という視点からはエンターテイメントは売れる程「だめな作品」になる 江川達也[漫画家] *** 「この映画を見て、楽しくて、今日は現実忘れて馬鹿になれた。」とよく人は言うが、まさにそういう映画がエンターテイメントなんだろう。 「この話を聞いてから、現実に生きていくためには、事実を分析して打開策を練り実行することが大事だとわかり、なんとか生きてこれた気がする。」と言う人もいる。まさに、そういう話をすることが教育なのだろう。 教育とエンターテイメントは真逆だと、筆者は考えている。 教育は現実に向き合いどうにかするためのものであり、エンターテイメントは、現実から逃避して楽しむためのものなのだ。 そう、教育は「向かう」。エンターテイメントは「逃げる」ためにものである。なので、教育という方向で評価するのか、エンターテイメントという方向で評価するのかで、作品は、