9月27日、シャープはかねてから噂されていた、電子出版ビジネスについての発表を行なった。発表内容はこちらなどを参考にしていただきたいが、今回はその発表内容から見えてくることを考察したい。 GALAPAGOSの衝撃 27日午後、その名が発表された途端Twitter上は騒然となり、タイムラインはこれ一色となった。 「ガラパゴス」――これまで日本独自の環境で特殊な進化を遂げた携帯電話など、どちらかと言えば自虐的に語る意味で使われることが多かったこの言葉を、シャープは真正面から製品名として採用したのだ。 「私たちはこの言葉を決して否定的にはとらえていない」とシャープは胸を張る。その心意気は熱く、反骨精神に共感を覚えた人も多いのではないだろうか? Kindleを擁する「アマゾン」、そしてシャープの「ガラパゴス」の登場で、いよいよ電子書籍は「秘境」で買うものになったという冗談も聞こえてくる(そして、筆