タグ

ブックマーク / magazine-k.jp (8)

  • ウィキペディアを通じてわがまちを知る

    ぼくがウィキペディアタウンを知ったのは2012年のことだったと思う。イギリスのモンマス(Monmouth)が世界初のウィキペディアタウンに認定されたというニュースがフェイスブックのタイムラインに流れてきたところ、偶然目にとまったのだった。 参考:Welcome to the world’s first Wikipedia Town(Wikimedia Blog) モンマスはイギリスのウェールズ南東に位置する人口9千人弱の小さな田舎町で、11世紀初頭にノルマン人の軍事拠点として発祥。モンマス城をはじめ千年近くの歴史を持つ遺産が多く残されているらしい。そんなモンマスで、ある活動が立ち上がった。文化機関のスタッフや市民によるボランティアグループが名所旧跡や博物館の所蔵品など街の観光資源になりそうなあれこれについての記事や写真を次々にウィキペディアにアップロード、そして、ウィキペディアの記事へのリ

    Miya
    Miya 2015/05/08
    化石的ウィキペディアンとして新世代のウィキペディアンに期待 >ぼくがウィキペディアタウンを知ったのは2012年のことだったと思う。 / ウィキペディアを通じてわがまちを知る 小林巌生 マガジン航
  • 本のジャム・セッションは電子書籍でも続く

    アメリカン・ブックジャム」。僕が編集長となり1996年から2006年の間に合計11号まで出した雑誌だ。体裁は洋書を読むひとのためのガイドブックだったが、この雑誌で僕がやろうとしたことは、アメリカ文化、それも主にニューヨークのダウンタウン文化を誌面で展開することだった。 アメリカの有名雑誌編集長の「自分の個性の延長として雑誌を出す」「自分と読者の間に雑誌を置く」という考えかたに刺激を受けて出した雑誌だった。 「プロセス・チーズ」にならないこと 「アメリカン・ブックジャム」では、ニューヨーカー誌のリテラリー・エディター、デボラ・トリースマン、クノッフ社のゲイリー・フィスケットジョン、スクリブナー社のチャールズ・スクリブナー、ファーラ・ストラウス・アンド・ジロー社のジョナサン・ガラッシ、ニューヨーク・タイムズ・ブックレビュー誌のチャールズ・マグラス、グローブ/アトランティック社のモーガン・エン

    Miya
    Miya 2012/05/14
    >「プロセス・チーズ」にならないこと
  • 第1回 本で床は抜けるのか

    木造二階建てアパートの二階にある4畳半の部屋に仕事場を移したところ、畳がすべて荷物で埋まってしまった。部屋の壁際三辺は立て掛けた棚や分解した机で覆われ、部屋の大部分を占めるそれ以外のスペースは高さ約30センチのの束で埋め尽くされた。 部屋の真ん中にいる僕の足元は見えない。の束と束の間にかろうじて足を突っ込んでいるからだ。足に泥は付着しないが、ぬかるみに膝下をずぶずぶ突っ込んでいるようなものだ。部屋の中を移動するにはの束から足を引き抜いて、の束を踏み台にするか、つま先がやっと入るかどうかのすき間に無理矢理足を突っ込むしかない。 不安のはじまり 床がで埋まっているというのに不思議と焦ってはおらず、床が抜けるというケースはまったく想像していなかった。むしろ運び終えたことに安堵していて、時間をかければ何とか片付くだろ、と呑気に考えていた。 運搬を手伝ってくれた便利屋スタッフが帰りの車中

    Miya
    Miya 2012/04/18
  • 「本」はまだ読者に届いていない

    複数の場所で読めるようにする理由 この連載は、デジクリ発行と同時に、我がポット出版のサイトの「ポットの日誌」コーナーに毎回掲載している。また、この「マガジン航」にも掲載してもらっている(編集部注:連載2回分を1回にまとめるなど、転載にあたり少し再編集しています)。つまり、3カ所で掲載しているわけだ。 なぜ、このデジクリ連載をポット出版のサイトと「マガジン航」に掲載したいのか。ボクはせっかく苦手な文章を書くんだから、できるだけ多くの人が読む可能性を増やしたいのだ。文章ってのは、恐ろしく人の目に触れていないとおもっているんだ。いや、ボクの文章だけじゃなくて、もっといい文章も、だ。 それが惜しい。 ポット出版ので『石塚さん、書店営業にきました。』ってがある。タイトルどおり、出版社の営業がいかにして書店にい込むのかって。スゲー狭いでしょ、ターゲットが。出版物は年間8万点の新刊。営業が一人で

    Miya
    Miya 2011/08/15
    「スキャン電子書籍」はわかるけど、OCR???>>やっとあたったタイトルを、今度は大手出版社が文庫にしてしまう>>電子書籍化で対抗>>「文庫」の代わりに「電子書籍共同ブランド」を
  • ウィキメディア・カンファレンス・ジャパン2010報告

    一昨年(2009年)のウィキメディア・カンファレンス・ジャパン2009は、知の構造化センターとの共催で、東京大学(駒場キャンパス)で開催された。国会図書館館長の長尾真、ウィキメディア財団のジェイ・ウォルシュ両氏の基調講演、百科事典とは何か、ウィキメディアのプロジェクトの紹介、そしてウィキペディアをつかったデータマイニング…。予想を超える来場者数で受付の対応が間に合わず、行列ができた。他に例を見ない、ウィキペディアン、研究者、編集者ほか出版などのメディア関係者といった様々な人が交流する機会となった。 昨年刊行された『ブック・ビジネス2.0』(岡真・仲俣暁生編、実業之日社)の前書きで、ウィキメディア・カンファレンス・ジャパン2009に言及されているのをみて驚いた。このが成立する一助となったのならば、スタッフの一員としては、望外の喜びである。もっとも、その直後からスタッフの間では、2009

    ウィキメディア・カンファレンス・ジャパン2010報告
    Miya
    Miya 2011/01/25
    むしろWikipediaが「NDLやCinii、大学などの教育機関」への入り口となるべきかと。つまり「パスファインダー」あるいは「専門的な事柄へのエントランス」
  • ガラパゴスの夜明けはやってくるのか

    「魔法のような」からはほど遠い日の電子読書の現実 ascii.jpで「メディア維新を行く」と銘打った連載を続けている。「メディア」といっても多種多様だが、インターネットというインフラと、その周辺のサービス、そしてユーザーの変化から逃れられるものはいない。ネットの登場以前は盤石に見えた分野もその例外ではない。 編集部の強い勧めもあり、連載では最初に出版分野を取り上げた。インタビューやイベント取材を通じていわゆる出版不況の実像や、デバイス・フォーマットを巡る現状やそこにある議論を順に追っていった。 今年4月の連載開始当初からもずいぶん電子出版を巡る状況は変化している。デバイスではiPadの発売、日語表示にも対応したKindle3の登場、フォーマットではEPUBの日表示を巡る環境の整備、そしてたくさんの業界団体が立ち上がった。恐れや迷い、あるいは様々な思惑が動いているのは外からもよくわかる

  • ePUB 世界の標準と日本語の調和

    求められるeBookの世界標準 ePUB とはIDPF(International Digital Publishing Forum)という電子書籍(eBook)標準化団体の推進するファイルフォーマット規格です。 人々がをeBook として当たり前のように読む時代になり、そのフォーマットがばらばらであったなら、読者としても、作者・出版社としても混乱が生じることは明らかです。今日に至るまで、このような混乱はなかったわけではありませんが、むしろ黎明期の市場開拓を担ってきたeBook のデバイス(端末)メーカーや、そのデバイスと深く絡んだ書店の主導するマーケティングに圧倒されて、問題が隠されてきた傾向があります。電子出版は、まだまだ市場の未成熟な時代の中にあったわけです。 2007 年末に米国で導入されたアマゾンのKindle は着実に浸透し、電子出版の意味を人々に強く印象づけました。アマゾン

    Miya
    Miya 2010/10/22
    「敗者にはいつも事情がある」 ガラパゴスリーダー
  • 電子書籍にDRMは本当に有効か?

    においては、KindleiPadを「黒船」に見立てる言説が多いですが、現在の出版業界をかつての音楽業界とのアナロジーで語る見方もよく見かけます。つまり、iPodとiTunes Music Storeが音楽産業において果たした役割を、iPad(iBook)やKindle電子書籍市場の立ち上がりにおいて担うというわけです。 当然ながらその見方には新しい市場の開拓への期待だけでなく不安も多分に含まれますが、その不安のひとつに音楽業界に大きなダメージを与えたファイル共有などの海賊行為の歴史が、電子書籍においても繰り返されるのではないかという懸念があります。 今年の元旦に公開されたCNN.comの記事はタイトルからしてその懸念をストレートに表現しています。記事の中で、『リザベーション・ブルース』などの邦訳がある小説家、詩人のシャーマン・アレクシーは、「自分がスティーブン・キングやジェイムズ・

    電子書籍にDRMは本当に有効か?
  • 1