投資家が悪いわけではありませんが、投資活動にはホームカントリーバイアスが発生します。自然体で発生するものに、どのように対処するのが適切なのでしょうか。 ホームカントリーバイアスとはホームカントリーバイアスというのは、とりわけ資産運用の分野においては、投資家が自国の株式や債券などに対して資産配分の比重を多くする傾向があることを指します。日本の投資家は日本に投資し、アメリカの投資家はアメリカに投資し、オーストラリアの投資家はオーストラリアに投資している、ということが統計的に観測されているわけです。もちろん、対外投資に取り組む投資家も皆さんの周りにいるかもしれませんが、社会全体としてはそうなりやすい、という話です。 ホームカントリーバイアスが起こりやすいのには様々な要素がありますが、一番は情報収集コストでしょう。国内の投資機会に比べれば、外国に関することを情報するのには時間もかかりますし、言語の