【ワシントン=犬塚陽介】米ホワイトハウスは14日、反米デモの発端となったイスラム教の予言者ムハンマドを侮辱する動画について、動画投稿サイト「ユーチューブ」からの削除が可能となる規約違反がないかを確認するよう、同サイトを傘下に置くネット検索最大手「グーグル」に求めたことを明らかにした。 米メディアによると、グーグルは動画に規約違反などはないと判断しており、削除しない方針。ただ、リビアやエジプトに加え、インドやインドネシアなどでも閲覧制限を敷いたという。 ネット上で公開されている約14分の映像では、描写すること自体がイスラム教で禁じられるムハンマドを暴力的で好色、幼児虐待者などと描いている。 イスラム社会に急拡大した反米デモの要因となったが、表現の自由が最大限に尊重される米国で、動画の削除は極めて困難。ホワイトハウスも動画の削除要請には踏み込んでいない。 一方、米メディアは政府高官の話として、