内部統制監査の目的 日本版SOX法では、財務報告に関わる内部統制が有効であるかを経営者自らが評価し、その結果をもって「内部統制報告書」を作成します。そして、経営者の評価結果が適正であるか、公認会計士等の外部監査人による監査を受けなければなりません。 日本版SOX法のもとになった「財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準のあり方について」では財務諸表監査の監査人による内部統制監査の目的を次のように定義しています。 「経営者の作成した内部統制報告書が、一般に公正妥当と認められる内部統制の評価の基準に準拠して、内部統制の有効性の評価結果をすべての重要な点において適正に表示しているかどうかについて、監査人自らが入手した監査準拠に基づいて判断した結果を意見として表明することにある」 経営者自らが評価し作成した「内部統制報告書」の内容を、財務諸表を監査する監査人が、信用できるかどうかの意見を述べると