日本人がよく使う「世間」という言葉を、正確に外国語に翻訳するのは難しいらしい。 宝くじが当たると、アメリカ人はおおっぴらにインタビューを受けるし、名前も公開する。しかし、一般的な日本人は大金をもらったことを「世間」から必死に隠そうとするだろう 例えば、道端に札束が落ちていて、周りには誰もいない。日本的な感覚では、まず頭に「世間」が浮かんでくる。怖くなって警察に届け出る人も多いだろう。 キリスト教なら、「オーマイゴッド!…センキューセンキューありがとぅー!」らしい。洋画見てるとよくそんなシーンがあるよね。「神」の下に個人がいて、個人と個人のやり取りにも神が介在するから、落ちてる大金は神が自分に与えて下さったもの、となる。 日本の場合、「世間」の前で個人の存在が希薄だから、その金が自分のものだとは絶対に思えない。もちろん今のは極端すぎる例だけどね。 日本人にとって「世間」とは一体なんなのか、万