共産は選挙区と比例区を合わせて、少なくとも6議席を確保した。ただ、共産が今回、比例区で掲げた獲得目標は9議席。改選3議席は上回ったものの、前回2013年の8議席にも及ばず、期待したほどの党勢拡大は果たせなかった。 志位和夫委員長は10日、党本部で「野党4党で、安倍政権での憲法改定は認められないと、引き続き主張していく。安倍政権の暴走に立ち向かう若い方々と一緒に戦ったというのは大きな収穫だった」と語った。 選挙中の潮目になったのは、4月に党政策委員長に抜擢(ばってき)された藤野保史衆院議員の「失言」だ。先月26日のテレビ番組で、藤野氏は防衛費について「人を殺すための予算」と言及。発言を撤回したが、与党側からは「自衛隊の解消」を明記した党綱領と合わせて批判を浴び、2日後に辞任に追い込まれた。憲法や安全保障関連法制を争点に掲げた共産にとっては痛い失点となった。 共産は、安保関連法が成立した昨年秋
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