民主党の野田佳彦代表(54)が30日、衆参両院本会議での首相指名選挙で、菅直人首相の後継となる第95代、62人目の首相に選出された。 首相指名選挙では、松木、石川両氏以外にも元民主党の無所属議員2人が、党首以外に投票した。今年6月に民主党を除籍となり、「菅首相と次の選挙を戦いたい」として東京18区に選挙区を替えた横粂勝仁氏は、何と自分の名前を書いた。最後に「横粂勝仁君」と名前が呼ばれると、議場内は騒然。本人は「ほかに任せたい人がいなかった」と、いたって真剣だった。また、自身の政治資金収支報告書の架空計上問題の責任を取るとして昨年9月に離党した中島正純氏は、鳩山邦夫元総務相に投票した。 [2011年8月31日9時21分 紙面から]