ハイパースレッドを設定することによって、アプリケーションでは実際にどの程度の性能向上が期待できるのでしょうか。今回は、無償で利用できるベンチマークソフト「姫野ベンチマーク」(略称:姫野ベンチ)を用いて、ハイパースレッドのON/OFFによるLinuxサーバのCPU性能向上効果を検証します。 次のような実行方法で、問題サイズ「M」の姫野ベンチを4並列で実行してCPU性能を計測します。姫野ベンチのインストール手順や基本的な実行方法等は、「姫野ベンチの使用方法・測定結果一覧 (Linux編)」を参照して下さい。 姫野ベンチの実行手順実行前の空きメモリ容量確認姫野ベンチは実行中に大量のメモリを使用するので注意が必要です。swapが発生する環境では正確に測定できないため、実行前にfreeコマンド等で空きメモリ容量を確認した上で実行して下さい。(問題サイズ「M」を4並列で実行する場合、合計約904MBの