No.92(2009.3.30.) 新幹線で駅弁を買った。紙紐を解いて食べ始めようとして、紙蓋に貼られた表示にふと気がついた。 白飯や牛焼肉、しめじ煮や錦糸卵などの記載に加えて、調味料(アミノ酸等)、ph調整剤、着色料(カラメル、赤102、赤106、カロチン)、香料、酢酸Na、グリシン、増粘多糖類、甘味料(サッカリンNa、ステビア)、保存料(ソルビン酸K)、リン酸塩(Na)、グリセリンエステル、(原材料の一部に大豆、小麦、サバ、卵を含む)と表示されている。読みながらすっかり食欲が失せた。ほとんどが化学物質だ。まるでフラスコかビーカーの中にできた何ものかを、これから食べるような気分になる。 これらの化学物質の中には、流通や販売の過程で、混入することもやむをえない(たとえば保存料とか)物質もあるのだろうとは思う。でも高校のころに化学はいつも赤点だった僕には、どれがどんな働きをする物質なの