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ブックマーク / kechack.hatenadiary.org (3)

  • 民主党政権の背後にちらつくナベツネの影 - Munchener Brucke

    マスコミというのは得てして政権に対して往復ピンタをやるものだ。支持者が「マスコミに虐められた」と被害者意識を持っている麻生政権などの例だと、厚生労働省の分割の話が出た際に一度マスコミは批判し、撤回したらまたブレたと批判するのである。マスコミは政策を批判し、その政策が撤回されればそれを歓迎するのではなくブレを批判するという往復ピンタをやるのが常である。 今回の暫定税率維持の件でも、朝日、毎日、産経などはマニフェストマニフェスト至上主義に陥るなとして、高速道路の無料化と並んで、暫定委税率の維持を主張してきた。しかし撤回されるとお約束通りブレたという往復ピンタの批判をしている。 ところが読売新聞は論調がちょっと違う。新聞社が全体的に財政規律重視の毛色が強い中でも特に財政再建至上主義の論調で、民主党政権にはマニフェストを反古にしてでも暫定税率は維持しろと主張してきた。今回の社説では政策が現実的にな

    民主党政権の背後にちらつくナベツネの影 - Munchener Brucke
  • 新自由主義と左派の親和性 思い出す90年代前半の政治風景 - Munchener Brucke

    八ツ場ダムに関する識者やブロガーの言説を見ると、左派とネオリベの多くが八ツ場ダム建設中止を支持しているように散見される。 日の左派は環境保護や、公共事業を止めてその予算を社会保障に回して欲しいという願いから、伝統的に公共事業に批判的だ(国際基準では左派は雇用創出を可能にする公共事業を支持するのが普通なのだが、日は特殊である。)。またケインズ主義の乗数理論に懐疑的なネオリベラリストは公共事業に懐疑的である。 高校生の頃、左翼社会科教師の影響を受けてバリバリの左翼だった私は、自民党の土建政治を憎んでいた。ちょうどその頃、自民党の改革派議員や保守派の論客の中で公共事業を批判する言説が散見されるようになり、私はそのような言説に親しみを覚えるとともに、左派のワンパターンな反公共事業理論にない鋭い切り口に新鮮さを覚えたものだ。 昨今の言説を見ていると、この頃の政治風景と今は余り変わっていないような

    新自由主義と左派の親和性 思い出す90年代前半の政治風景 - Munchener Brucke
  • 消費税増税論に騙されないために - Munchener Brucke

    選挙戦終盤の最中。マスコミは消費税アップがすべての政党から回避された状況がとても面白くないらしく、朝日新聞が消費税上げろ上げろとウザい社説をぶち上けてきた。 最近のマスコミの消費税増税論はどれも乱暴なものが多い。日のエスタブリッシュメントの間では消費税UPはコンセンサスになっているので、なぜ必要かという議論をみな省略してしまう。しかもそれも「一般庶民は消費税アップに反対するものだ」という現状への苛立ちと蔑視の視線が綯い交ぜになっていて、読んでいて不快になるものばかりだ。 消費税増税論者の乱暴さ故に、消費税増税反対論者のロジックも乱暴になりがちだが、消費税増税論者には4種類の潮流があり、十把一絡に批判すると反対論者そのものが矮小化されたり、切り崩しに遭う可能性があるので注意したい。 財政再建至上主義者 税金の無駄遣いをまず止めてからでないと増税は納得できないなんで庶民の言うことを聞いている

    消費税増税論に騙されないために - Munchener Brucke
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