新東名高速道が2012年に静岡県内で開通して以降、静岡市清水区の沿線に突如現れる巨大仏像が、インターネット上などで話題を呼んでいる。実は、この仏像が建つのはイスラム墓地の敷地内。過去の土地所有者が建立したとみられ、当初は周囲から目に付かない場所だったものの、その後、偶然にもすぐ脇に新東名が建設されたということらしい。ただ、地元住民も詳しい経緯は知らず、謎は深まるばかりだ。 現在、墓地を運営しているのは東京都内の民間霊園。宗教上の理由で一般墓地に埋葬されることが不可能なイスラム教徒のために11年、もともと墓地として整備されていた土地を買い取ってリニューアルした。この霊園によると、仏像は高さ約20メートルの観自在菩薩。土地購入時からあり、約30年前に建てられたとみられるという。山の中腹にぽつんとそびえているため、新東名の開通直後から、ネット上のブログや掲示板で「あれは何?」と注目され始めたよ