仏ベルサイユ宮殿でポーズを取る彫刻家のアニッシュ・カプーア氏(2015年11月1日撮影、資料写真)。(c)AFP/STEPHANE DE SAKUTIN 【3月4日 AFP】(更新)巨大なパブリックアート作品で知られる英国の著名彫刻家アニッシュ・カプーア(Anish Kapoor)氏が「史上最も黒い」とされる顔料の独占使用権を購入したことが分かり、ほかのアーティストから怒りの声が上がるなど国内で物議を醸している。 カプーア氏が独占使用権を得たのは、光の99.96%を吸収する「ベンタブラック(Vantablack)」と呼ばれる顔料。もともとは軍や宇宙航空分野向けに開発された物質だ。 これに対し、作品でベンタブラックを使う計画だったポートレート作家のクリスチャン・ファー(Christian Furr)氏は、英大衆紙メール・オン・サンデー(Mail on Sunday)に「(ベンタブラックは)私