経営再建中の東芝は15日、新たに7件の不正な会計処理が見つかったと発表した。 税引き前利益で計58億円の水増しがあり、2015年9月中間決算などで損失処理したが、決算発表の場では修正した内容を公表していなかった。一連の不正会計問題で失った東芝の信頼回復は一段と難しくなりそうだ。 東芝はこれに伴い、執行役上席常務らの役員報酬の一部を返上したほか、関与した従業員らも懲戒処分とした。 東芝の広報担当者は、発表しなかった理由について「社内の情報共有の意識が十分でなかった。深く反省する」と説明している。 http://this.kiji.is/82400143772780028?c=39546741839462401