ミャンマーでクーデターを起こした軍に拘束され複数の罪に問われているアウン・サン・スー・チー氏は27日、地方政府のトップから多額の現金や金(きん)を受け取ったとする汚職の罪で禁錮5年の有罪判決を受けました。スー・チー氏に対する有罪判決はこれで6件に上り、刑期は合わせて禁錮11年に上っています。 軍が設置した「国家統治評議会」の報道官によりますと、スー・チー氏が事実上政権を率いていた期間中の2017年から翌年にかけて最大都市ヤンゴンの地方政府のトップから現金60万ドル、日本円でおよそ7700万円と11キロの金を受け取ったとされる汚職の罪について、首都ネピドーの裁判所は27日、禁錮5年の有罪判決を言い渡しました。 地方政府のトップは自身の職務への支援を求めて贈賄を行ったと供述しましたが、軍の統治に抵抗する民主派側は軍が脅迫した可能性を指摘し、スー・チー氏も「ばかげている」と発言して無罪を主張して