少し前の話で恐縮ですが、4月29日に岐阜県各務原市(かかみがはらし)「川崎山 薬師寺」(別名:ぜんぜ薬師)で「花会式」に合わせて、本尊の薬師如来像(秘仏)と不動明王像(秘仏)の御開帳と、修復が終わった観音像の開眼法要が行われるというので拝観に伺った。 川崎山薬師寺の山号の由来は、地名ではなく「川崎重工」。昭和13年に川崎航空機(川崎重工業)を施主として創建され、奈良の薬師寺より薬師如来をお迎えして本尊として祀られた。別名のぜんぜ薬師の「ぜんぜ」とは「善逝(ぜんぜい)」のことで、仏さまの別の呼び方のひとつで、「如来」と同じ意味。 「ぜんぜ薬師」で、「如来薬師」。「田中ひろみ」を「ひろみ田中」にしてる感じで、「薬師如来」を少しひねりを加えたおしゃれな呼び名だそう。 「花会式」は、奈良薬師寺で行われる修二会にて、堀河天皇の皇后が病気平癒のお礼に造花を供えたことで、それ以来毎年造花を飾ることから「