米津玄師は、いま10代20代から熱い支持を受けているミュージシャンだ。2009年にボーカロイドを使った楽曲をニコニコ動画に投稿し始め、2012年から自身の声で歌った楽曲を発表するようになり、翌年メジャーデビューを果たす。インターネットから登場しながらそこにとどまらない。常に「美しいものを作ろうとしてきた」という彼の音楽はなぜ若者の心を引きつけるのか。(音楽ジャーナリスト・柴那典/Yahoo!ニュース 特集編集部)
先日公開した「女子中学生はなぜ修学旅行でPHP研究所を訪れるのか」は大反響を呼んだ。ではボーカロイド楽曲およびそれを原作・原案に小説化した「ボカロ小説」のファンとはどんな人たちなのか?ボカロ小説の代表格のひとつに、悪ノP(mothy)による『悪ノ娘』シリーズがあるが、今度は編集サイドではなく読者のほうに直撃してみた。 (『悪ノ娘』の最初の二冊『悪ノ娘 黄のクロアテュール』と『緑のヴィーゲンリート』の文庫化を記念して囚人Pとのトークショー&サイン会がアニメイト池袋店で行われた2015年9月19日にPHP研究所の協力のもと収録。なお、名前はハンドルネーム) ■ニコ動からではなくYouTubeから入る方が多い!?――今日お集まりいただいたのはおひとりを除いては学生さんだそうですが、まずはみなさんがボカロを聴き始め、悪ノPにハマっていったきっかけを教えてください。 樽:私がボカロを聴き始めたのは、
松下幸之助が設立したPHP研究所と言えば、中高年向けの政治・経済・歴史に関する本を出しているイメージが強いかもしれない。しかし、近年ではボーカロイド楽曲を小説化したいわゆるボカロ小説や、ニコニコ動画などのゲーム実況で人気に火が付いたフリーゲーム『青鬼』のノベライズといった、まったく毛色が違ったサブカル出版物も手がけている。2016年3月にはhalyosyによるボーカロイド楽曲を原案にした実写映画(!)『桜ノ雨』が公開になるが、その原作となる小説を刊行しているのもPHPである。いかにしてPHP研究所はネット文化に密着した版元となったのか。突撃してみた。■「PHPがなぜ?」にも歴史あり――映画『桜ノ雨』、試写で拝見させていただき、想像以上に落ち着いたトーンでじっくり展開していく青春映画にしあがっていて驚きましたが、心を打つ佳品だと思いました 。さて、中高年層には「お堅い会社」というイメージであ
実写映画『脳漿炸裂ガール』が2015年7月25日から公開になりました。あらすじはのちほど紹介しますが、この作品は、ヤマハが開発した音声合成技術「ボーカロイド」(代表的なソフトウェアに初音ミクなどがある)を使ってつくられた楽曲を原案とした小説(いわゆる「ボカロ小説」)を原作としています。 この「ボカロ小説」は女子小中高生を中心に一定の人気を誇るジャンルになっています。 ここでは「ボカロ小説ってなんぞや」ということを、「なんか娘がミクとか好きみたいだけどよくわかんねえ」と思っているお父様方向けに紹介してみようと思います。 初めて聞いたひとにとっては「『ボカロ曲を原案にした小説を映画化した』とか言われても、なんのこっちゃ」と思うようなややこしい話でしょうが、簡単に言えば 「曲を元にして小説が作られ、それが実写映画化された」ということです。 で、その曲は「ボーカロイドを使っている」。 「ということ
晴天のゴールデンウィークに開催された「SUPER GT」第2戦・富士スピードウェイの観客動員数が2日間合計で8万9400人に達したことが発表された。決勝日だけで5万7200人を動員し、グランドスタンドは超満員の観客で溢れた。 ゴールデンウィーク開催の「SUPER GT」富士ラウンドは毎年多くの観衆が訪れ、周辺道路も大混雑する事で知られるが、観衆は前年よりも2日間でさらに9300人増え、決勝日の8700人増という事実は「SUPER GT」の驚異的な人気の高まりを示している。もちろん、景気の回復も大いに理由と考えられ、他のレースイベントも動員数は回復傾向にあるが、元々決勝日に5万人近くを動員する人気があった所にさらにこれだけの観客増なのだから、「SUPER GT」は国内レースの中で別格の存在になりつつある。 スタート前のグリッドウォークは超満員 【写真:富士スピードウェイ】クルマファンの減少に
昨年2013年は、「初音ミク」のメディアミックスが加速した1年だったといえます。3月には人気曲「千本桜」がミュージカル化、4月には美術展「LOVE展」で展示され、8月にはライブフェス「サマーソニック」にも出演。11月には主演オペラ「THE END」が仏パリで遠征公演されました。このように今やネット上だけにはとどまらない人気を見せる初音ミクですが、なぜここまで人気になったのか、これからの初音ミクにはどんな可能性があるのか。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芸術・文化政策センター長、太下義之さんに聞きました。 いまでは、ネット上の人気バーチャル歌手になっている初音ミクですが、そもそもは、2007年8月にクリプトン社から発売された歌声合成ソフトウェアの製品名とキャラクターの名称です。名前には「未来から来た、初めての音」という意味が込められているそうです。 初音ミクをめぐっては、たくさんの二次
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く