英国在住の家族にいわせると、天下御免のイギリス公共放送、BBC(愛称「Beeb」もしくは「Auntie」、つまりは「おばさん」)も、地上波のレギュラー番組はアホなバラエティーや、リアリティー・ショーなどで致命的白痴化が進んでいるとのこと。 そうした中で、久々のクリーンヒットを飛ばしたのが、製作と脚本を兼ねるヒット・メイカー・コンビ、スティーブ・モファットとマーク・ガティスが組んで、今年の7月から第1シリーズ、3エピソードを一挙放送した「シャーロック」だったそうです。 (↓BBCの予告編) この「シャーロック」、もちろんコナン・ドイル原作のシャーロック・ホームズを下敷きにした、無数の映画やテレビ・ドラマの末席に連なる最新作なのですが、今回のミソは物語の舞台を現代に置き換えたところ。 シャーロック・ホームズといえば、当然のようにヴィクトリア/エドワード朝、大英帝国最盛期のロンドンを舞台として、