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  • 小学校から算数を追放すると1/4の授業時間で成績を上がった話 読書猿Classic: between / beyond readers

    素晴らしい時代とは言い難かった1930年代、アメリカのある小学校で試みられた算数教育の実践はいくつかの点で興味深い。 特別な教授法など用いた訳ではない点、未だに人気を誇る早期教育とは正反対のことを試みた点、そして授業時間を大幅に短縮することで(逆に)効果を上げた点が注目される。 ニューハンプシャー州マンチェスターの小学校校長L.P.ベネゼットが行った改革は、算数を学び始める時期を大胆に遅らせることだった。 1929年にはすでに、小学校の最初の2年間から算数の授業を全廃していたベネゼットは、多くの批判を受けていたが、しかし反発に屈せず自分の改革を推し進めた。 ベネゼットの基的な考えは、6歳から教えはじめて8年間かかる算数の授業も、12歳から始めれば2年で終わる、というものだった。 そう考える一番の理由は、幼少期には難しい抽象的なものの見方・考え方も、十分に成長した後なら、ずっと容易に理解す

    小学校から算数を追放すると1/4の授業時間で成績を上がった話 読書猿Classic: between / beyond readers
    Mu_KuP
    Mu_KuP 2012/11/06
    うーん。フェルマーの最終定理が証明されるまでのレポとか読むと、数学者が偉大な発見・証明を成す為には、青年期の集中力と柔軟な発想が必要という話も。数学に限らず、後で追い付くことは出来るんじゃないかな。
  • 彼らの唯一の義務は週一回の夕食会での雑談である/ザ・ソサエティ・オブ・フェローズ

    ソサエティはシニア・フェロー(senior fellows)とジュニア・フェロー(junior fellows)より構成されている。 シニア・フェローは、ハーバード大学法人より選任された教授と理事と学長と学部長の9人よりなり、その会の運営とジュニア・フェローの選考の責任を負っている。 ジュニア・フェローは、知識と思想に将来大きく貢献する前途有望な研究者として、教授その他の有識者より推薦され、シニア・フェローによって選抜された20才~30才までの若者である。 毎年、約6名が選ばれる。その採用任期は3年で、一回の更新が可能である。 こうして選ばれたジュニア・フェローが常時ソサエティには約24名いる。 彼らは事と部屋を無料で提供され、研究に必要な費用は授与される。 また、彼らはハーバード内のあらゆる社会的な資源(すべての課程、演習、実験室など)を無料で利用できる。 さらに、関心があり重要と思う

    彼らの唯一の義務は週一回の夕食会での雑談である/ザ・ソサエティ・オブ・フェローズ
    Mu_KuP
    Mu_KuP 2010/01/26
  • 史上最大にして、最もささやかな宗教とその帰結:何故我々は満員電車で無視し合うのか?

    「みんながめいめい自分の神さまがほんとうの神さまだというだろう。 けれどもお互い他の神さまを信ずる人たちのしたことでも涙がこぼれるだろう」 (宮沢賢治『銀河鉄道の夜』初期形第3稿より) 人が、自分の生まれた村や町で一生を終えていた時代には(想像もつかないほど昔のことじゃない。時間にすれば、人類の歴史のうちほとんどがそうだった)、接する人たちは皆顔見知りで、村や町みんなで同じ神様を祭ったり拝んだりしていた。 コミュニティの中や近くにある岩やらトーテムを、コミュニティのみんなで拝んでおけば、自然と一体感がうまれてうまくいった。 これが原始的な宗教のかたちだった。 そして同じ神様を祭ったり拝んだりする人たちが、要するに「仲間」だった。 ところが、多くの人間が互いに大きく移動し合い、一人の人間がいくつもの集団に所属したり、見も知らぬ人の集まりがあちこちにできたりする時代となると、「同じモノを拝む奴

    史上最大にして、最もささやかな宗教とその帰結:何故我々は満員電車で無視し合うのか?
    Mu_KuP
    Mu_KuP 2010/01/07
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