プロパティの話も4回目になった。今回は、プロパティの属性の話をしよう。実際にプロパティを使ったプログラミングをしていると、適切な属性の設定がとても大切だということに気づくだろう。 属性の文法 属性とは、プロパティを修飾するものになる。プロパティを設定したコードをコンパイルすると、それに合わせたアクセッサメソッドを作ってくれるのだが、このメソッドの種類や動作について、いくつかの細かい設定を可能にするのが属性だ。 文法としては、@property指示子の後に、括弧を付けて指定することになる。複数の属性を指定するときは、カンマで区切る。たとえば、次のコードではassignとreadwriteという2つの属性を指定している。 @property (assign, readwrite) NSString* value; どんな属性が定義されているのか、詳しく紹介しよう。 アクセサの名前と種類 プロパ