社内での確実な保身と薄れゆく自身の存在感の回復のために、半ば強引にメタボ会長に頼み込んで実現した奥多摩サイクリング同行取材。私には家で待つ家族ためにも成し遂げなければならない業務がある。 私の事前予想を遥かに上回る景観を見せてくれた白丸ダムを後にした私たちは、再び奥多摩湖を目指して遡上を始める。JR白丸駅を通過した先で”白丸トンネル”が現れるが、ここでもオヤジは迷うことなく側道へと脚を向ける。 この側道には車止めのポールが設置されており、歩行者と自転車しか入ることはできない。メタボ会長自らが「とっておきの場所」と呼ぶこの側道を進むと、眼前に小さな洞穴が現れる。 白丸トンネルの側道には静かに佇む洞穴がありました 岩盤の堆積層が剥き出しになっています 「この洞穴が一番のお気に入りポイントなんだよ」 岩盤が剥き出しの苔むしたそのトンネルは、遥か江戸の時代からタイムスリップしてきたかのような面影を
![オヤジの輪がまま気まま旅 冬の奥多摩を訪ねて 後編 - メタボ会長 初めてのロードバイクvol.64](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/02c64eeb0d68de2dcdaa2666e3b9b289b8b1a57c/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.cyclowired.jp%2Fsites%2Fdefault%2Ffiles%2Fimages_title%2Flifenews%2F2017%2F02%2F00-MKB_1918.jpg)