岐阜県高山市で、店側のコストを抑えた形で地域限定の電子マネーを導入しようと、地元の信用組合が、15日から実証実験を始めました。 実験が始まったのは地域限定の電子マネー「さるぼぼコイン」です。 高山市の飛騨信用組合が、15日から8月まで高山市と飛騨市の飲食店約40店の協力を得て信用組合の230人の職員が実験的に利用し利便性を確認します。 「さるぼぼコイン」はスマートフォンにアプリをダウンロードし、現金をチャージして使う方式で、客が店のQRコードを読み取って代金を入力すると即座に店側に入金されます。 店側はQRコードを用意するだけで、高額な読み取り端末を購入する必要がない上に、地元の信用組合が運営することでクレジットカード決済よりも決済手数料を安くできるのが特徴です。 ことし秋の実用化を目指していて、チャージした金額より一定程度、多く使えるようにすることで利用拡大につなげたいとしています。 飛