ヤンゴンからマンダレーに向かう列車でお菓子などを売る女性。顔にミャンマー特有の化粧タナカを施している=2019年10月13日、吉岡桂子撮影 縦ノリのリズムがファンキーすぎる。 ガタンガタンではない。ゴンゴンゴンとビートを刻む。ミャンマーのヤンゴン中央駅から北へ620キロ。首都ネピドーを経てマンダレーへと結ぶ南北回廊を走る列車は、跳ねる。跳ねる。腰が浮く。ときに横ノリも加わる。座席のスプリングはキュウキュウと音をたてている。脱線しないか、心配になってくる。 ヤンゴンからマンダレーへ向かう車両の二等車=2019年10月13日、吉岡桂子撮影 鉄道愛好家の間で「暴れ馬」とも呼ばれる列車に乗ったのは、2019年10月半ばのこと。早朝5時、日が昇る前の1番ホームは熱帯のなま暖かい空気に包まれていた。プォーンと出発の汽笛が響く。牽引するディーゼル機関車は中国がミャンマーで生産したDF(東風)号。ピューピ
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