名古屋入管に収容中の3月6日に死亡したスリランカ人女性、ウィシュマ・サンダマリさん(当時33歳)が緊急搬送された後、病院で受けた血液検査やCT検査の結果を毎日新聞は関係者から入手した。その分析を複数の医師に依頼したところ、医師らは「集中治療室での高度医療が必要なレベルで、もっと早く病院で治療を受けさせるべきだった」と指摘した。名古屋入管が適切な医療を提供していなかった疑いが濃厚になった。支援者によると、死亡した経緯に疑念を抱く遺族らが5月1日に来日し、事実関係の説明を入管側に求める。【和田浩明、上東麻子/デジタル報道センター】 医師「高度医療が必要なレベル」 出入国在留管理庁がまとめた中間報告書などによると、ウィシュマさんは2021年1月中旬から嘔吐(おうと)や食欲不振、体重減少、体のしびれなどを訴え始め、「容態観察」のため監視カメラ付きの単独室に移された。健康上の理由で一時的に収容を解く
九州新幹線の全線開業から今年3月で10年を迎えた。車両開発に携わった関係者たちに、車両の特徴やこだわり、開発に込めた思いなどを聞いた。(鉄道ジャーナリスト 枝久保達也) 【この記事の画像を見る】 ● 開業前日に東日本大震災 10周年もコロナの試練 今年の3月12日で、九州新幹線(鹿児島ルート)の全線開業から10周年となった。九州新幹線は2004年3月に新八代~鹿児島中央間が先行開業し、2011年3月に新八代~博多間が延伸開業。同時に山陽新幹線との相互直通運転を開始した。 本来であれば華々しくデビューを飾るはずであったが、開業前日に東日本大震災が発生。予定されていた記念式典は全て中止になった。開業5周年を迎えた2016年には最大震度7を記録した熊本地震が発生。そして10周年はコロナ禍と、九州新幹線には何かと試練が付いて回る。 そんな中ではあったが、JR九州は今年3月14日、新幹線の車内に照明
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