【読売新聞】 山梨県北杜市の山間部で先月、33棟が全焼した大規模火災で、地域の消防団に出動を要請する防災無線が最初に流れたのは、発生から1時間半後の午後2時頃だったことがわかった。市は、担当者が現場に到着した後に流すと定めたマニュア
太陽の表面で起きる超巨大な爆発現象「スーパーフレア」の研究のため若狭町の水月湖で、立命館大を中心とした研究チームが年縞(ねんこう)を掘削した。採取したのは長さ四メートルの約三千五百年分の年縞。同町鳥浜の県年縞博物館に持ち帰り、スーパーフレアの痕跡を分析する。中心メンバーの中川毅・立命館大教授(53)=古気候学=は「過去の津波被害を調べるのと同じで、スーパーフレアの頻度や規模が分かれば大きな災害に備えることができる」と意義を語る。 (林侑太郎) 今回の掘削は京都大と立命館大の共同研究の一環。研究チームによると、スーパーフレアは強い放射線や電気を帯びた粒子などの宇宙線を放出し、地球上の電力網やコンピューターに大きな打撃を与えることが知られている。一九八九年にはスーパーフレアよりはるかに小規模な太陽表面の爆発で、カナダのケベック州が大規模停電に襲われた。 スーパーフレアによる宇宙線は大気中の窒素
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