Macにも標準搭載されている有名なフォントだ。 しかも何かつけ加えてあるわけじゃない。 なのにLOUIS VUITTONのロゴは高級な感じがする。 なぜか? 字と字との間の距離が開いているから。 ふつうの字間よりも、ほんのちょっと開いて配置するだけで、 “ゆっくり低い声で語る大人のトーンみたいな威厳”が出てくる。 というのは、『フォントのふしぎ』という本からの受け売り。 著者は、小林章。 アルファベットのデザインの専門家としてドイツの会社で働いている。「Helvetica」というドキュメンタリー映画の字幕の監修も彼だ。 本の中では、一般的な字間の組み方と比較してあって、その受ける印象の違いに驚く。 マイケル・ジャクソンの「THIS IS IT」のタイトルも、少し文字の間を開いて組むことで王道感をだしてるのだ。 この本の前半は、ブランドロゴや、ヨーロッパの街並みにあるフォントを、写真を使って