米津玄師やYOASOBIをはじめ、歌声合成技術「VOCALOID(ボーカロイド)」を用いて楽曲を制作するさまざまなアーティストが現在の音楽シーンを席巻している。その源流となったのが、電子の歌姫・初音ミクだ。日本発の音楽革命の軌跡を追った。 注目を集めるボカロシーン発のアーティスト いま、日本の音楽シーンを「ボカロP」出身のアーティストが席巻している。ボカロPとは、歌声合成技術「VOCALOID」を用いて楽曲を制作し、インターネットに投稿するクリエーターのこと。Pはプロデューサーの略だ。いまや、こうした経歴を持つアーティストの作った楽曲はヒットチャートの上位を占め、日本のポップ・ミュージックのメインストリームの1つとなっている。 その代表的な存在の1人が、シンガー・ソングライターの米津玄師だ。2020年8月にリリースされた最新アルバム『STRAY SHEEP』はBillboard JAPAN
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