2012年09月13日19:49 カテゴリ総合内科・診断学・急性期医学教育・生涯学習 賢いけど鑑別を収束させるのが苦手な子の育て方。疑い度合いを適切に表現しましょう。 今うちの内科をローテしている初期研修医とのやりとりがけっこうアツいです。 とてもスペックの高い頭を持っていて、ちょっと教えるとあっという間に理解したり、参考文献渡すと短時間で読んで丸暗記に近いくらいに覚えて来られるし、事務処理能力・カルテ記載スピードとかも良いし、日々劇的なスピードで成長しているんです。 しかし、なかなか自信がつかず(私がかなりきつい態度で指導しているせいも大いにあると思いますが・・・)、特に診断不明確なまま入院してきた患者(古典的不明熱の精査入院とか、他科での他疾患治療中に発熱したが通常の検査と抗生剤で反応しない入院不明熱の患者とか)の鑑別診断の検討になるととたんに歯切れが悪くなったりしてしまいます。 個別