神戸国際フロンティアメディカルセンター(神戸市)で生体肝移植を受け、死亡した兵庫県西宮市の男性(63)の弟(59)らが10日、神戸市内で記者会見した。弟は「兄は希望を持てた。亡くなった後も病院に感謝している」と話した。 肝臓の一部を提供し、現在も入院している男性の妻(64)もコメントを寄せ、日本移植学会などが懸念を表明したことについて「発言に傷ついている。患者を選別することが、ドナー(臓器提供者)が見つかったのに移植を受けられない悔しさの中で亡くなっていく多くの患者を生み出している」と批判。生体肝移植の継続を求めた。 肝臓がんなどを患っていた男性は4月に手術を受ける予定だったが、同センターで生体肝移植を受けた8人中4人が術後1カ月以内に死亡した問題を受け延期。今月3〜4日に手術を受け、5日に死亡した。
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